甲状腺機能低下症 橋本病 違い

甲状腺機能低下症と橋本病との違い

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甲状腺機能低下症と橋本病は同じ病気であると誤った認識を持っている方がいます。
実際、甲状腺機能低下症の患者の中に橋本病患者が多く含まれる為、その違いを理解する事が難しくなっています。
甲状腺機能低下症とは、その名の通り、甲状腺の機能が低下する病気です。
甲状腺は、体の様々な機能を調節している首の全面にある小さな臓器です。
成長発育に必要な物質を分泌し、神経を刺激し活発にする大切な機能を持っています。
機能低下が起こると、疲れやすい、気力が無い、皮膚の乾燥、脱毛、動悸、むくみ等の症状が現れます。
進行すると、記憶障害や精神障害を引き起こす事もあります。
橋本病とは、自己免疫疾患の一つです。
本来自分の体を守る働きをする自己免疫が、甲状腺を誤って攻撃し続ける為、慢性的に甲状腺が炎症を起こしてしまう病気です。
柔らかい臓器であるはずの甲状腺がごつごつと触れる事が特徴で全体的に腫れてきます。
血液検査により、診断可能な病気です。
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甲状腺機能低下症の原因となっている病気の一つが橋本病です。
二つの病気の違いはその点にあります。
橋本病と診断されても、甲状腺機能は正常である事も多くその場合は、治療を必要としません。
反対に、甲状腺機能低下症の患者全てが橋本病でもないのです。
初期症状として、首の腫れに気付いて受診する方が多いですが、その際に甲状腺機能の検査を必ず行う事が大切です。
また、何らかの経緯で甲状腺機能低下症と先に診断された方は、首の腫れが無いか観察すると原因が分かる事があります。
どちらの病気も、血液検査を行うだけで簡単に診断が可能です。
機能低下が確認されたら、投薬治療を開始します。
忘れずに長期間服用することで、機能を回復させる事ができます。
副作用が少ない薬なので安心です。
治療をやめると機能が元に戻ってしまう事があり、長い目で病気と付き合っていく必要があります。
女性が男性に比べ圧倒的にかかりやすい病気です。
二つの病気の違いを正しく認識した上で、特に中年以降は気になる症状があれば早めに受診する事が大切です。
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